過去ログ - 凛「庭上のサンドリヨン」
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336:再開 ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 17:45:18.87 ID:cp6WeGbSo





以下略



337: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 17:46:12.84 ID:cp6WeGbSo

 ――しっかしまあ、毎度々々、面倒な作業ですね

 ――今回は流石にな。僅か数日でまた『特訓』をすることになるとは思いもしなかった

以下略



338: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 17:46:42.76 ID:cp6WeGbSo
ここは……病院?

……その割には、わけの判らない機械が数多く置かれた、陰鬱な空気の充満する区画だけれど。

きょろきょろと視線を動かしながら、上半身をゆっくりと起こす。
以下略



339: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 17:47:35.11 ID:cp6WeGbSo
「お医者……さん?」

「いや、俺は医者じゃなくてただのエンジニアなんだが……まぁいい、お前の名は?」

私の名前……
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340: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 17:49:20.09 ID:cp6WeGbSo
ふぅ、まるで生まれたての仔鹿みたい。

苦笑しつつ、その人に促されて、いくつものケーブルが出ている、大きな機械の前まで連れてこられた。

若い方の人は、その機械から出ているケーブルを、首の後ろに挿している。
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341: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 17:50:46.50 ID:cp6WeGbSo
――ねえ、一体何の会話をしているの?

そんな私の思念が通じたのか、若い人がこちらへ歩み寄ってきた。

でも、その右手は――変なケーブルを持っている。
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342: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 17:51:34.28 ID:cp6WeGbSo
長いチューブと云うべきか、トンネルと云うべきか、変幻自在の筒の中を浮遊しながら進む感覚が身を包む。

なんなの、これ?

未知の感覚。
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343: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 17:52:27.12 ID:cp6WeGbSo
すると、私の意識の中に流れ込んでくる『声』が聞こえた。

 ――ふーん、アンタが私のクローン? ま、悪くないかな……

ク、ローン……?
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344: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 17:53:02.63 ID:cp6WeGbSo
その『私自身』は、挨拶をするように、片手を挙げて、にこりと笑う。

とても綺麗で、とても可愛くて、そして、――とても不気味な笑み。

あなたは一体誰!?
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345: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 17:53:29.13 ID:cp6WeGbSo


 ――アンタの母艦―マザーシップ―だよ――




346: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/04(月) 17:53:59.74 ID:cp6WeGbSo
私が……クローン?

まさかそんなわけ……冗談にしても性質の悪すぎる話だ。

クローンなんて、羊のドリーくらいしか知らないよ。
以下略



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