61:ADVERTENCIA! ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 05:10:41.73 ID:199Q0AEFo
ぶつかった相手、銀髪にパーマをかけた男が云うと、他の男もこちらを向く。
「おッ? オンナじゃん。ヘヘッ」
そして凛を見るや否や、不躾な視線を寄越してきた。
62:ПРЕДУПРЕЖДЕНИЕ! ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 05:12:02.69 ID:199Q0AEFo
「ヘイヘイ、上玉だ、悪かねぇぜ」
「ン〜? なんか渋谷凛に似てねーか?」
「馬ァ鹿、ありゃもっと髪長いだろ。他人の空似だ」
63:小心瀏覽! ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 05:14:01.44 ID:199Q0AEFo
じろじろと嘗め回すような見方に、凛は身体を硬くした。
「すみません、急いでいるので……それでは」
軽く頭を下げて、横を通り過ぎようとするが、パーマの男に肩を掴まれ、止められた。
64:WARNING! depression alert ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 05:15:37.81 ID:199Q0AEFo
「あぁ? オイコラ!」
男たちも、それを追い掛けて走る。
いくらダンスなどで体力をつけているとはいえ、女と男では身体能力に雲泥の差がある。この性差の事実は如何ともし難い。
65: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 05:29:04.43 ID:199Q0AEFo
「なんだよ、こんなブラチラするレベルまで胸を開―はだ―けた格好で男を誘ってた癖に、厭がんのか?」
第一ボタンが外れて、胸を大きく開ける状態となっているシャツを、ぺらぺらと捲られた。
「誘ってなんかないよ!」
66: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 05:29:50.15 ID:199Q0AEFo
「知るかよンなこと。俺はイイ女にブチ込めりゃそれで構わねぇ」
パーマの男は、そうだるそうに云いながら、口を塞いだのとは反対の手で彼女のシャツのボタンを乱暴に外した。
上半身の肌が剥き出しになる。
67: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 05:30:43.96 ID:199Q0AEFo
そこへ、後ろでニヤニヤ見ていた長髪の男が、上着のポケットから見慣れない機器を取り出した。
「ほら、携帯型ポートクラッキングデバイス。これ使えば抵抗されず簡単に犯れるぜ?」
などと、とんでもないことを云い出す。
68: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 05:32:14.31 ID:199Q0AEFo
「んー! んんンーッッ!!」
いよいよ状況の不味さを感じ取った凛が強める抵抗など歯牙に留めず、パーマ男は長髪に向けて告げる。
「マグロなんかよりも必死に抵抗してくれた方がそそるんだがよ、叫ばれるのだけは御免被りてえな。それ使って発声中枢を切り離せねえか?」
69: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 05:34:21.62 ID:199Q0AEFo
トンネルを抜け、現実へ引き戻されると、下品な男たちは相変わらず凛を囲んでいる。
しかし口を塞いでいた手は離れていたので、すかさず助けを呼ぶべく叫んだ。
――否、叫ぼうとした。
70: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 05:35:23.41 ID:199Q0AEFo
血の気が引く音って本当にあるんだね……
凛の脳は、そうやってまるで関係ない思考を廻すことで、辛うじて意識を保っている状態だった。
顎がカタカタと鳴り、身体は恐怖に震えている。
71: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 05:36:06.82 ID:199Q0AEFo
「あーもう俺我慢できねぇ。ぶつかられたの俺だし、一発目、いいだろ?」
そう云ってパーマ男は、凛の大腿を押し拡げた。
勿論、凛は最大限の力でじたばたと抵抗するが、屈強な男に二人掛かりで抑え込まれては為す術がない。
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