過去ログ - 提督「心から愛しい羽黒に捧ぐ。」
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/08(金) 20:21:41.67 ID:Zszw55RYo
「星条旗よ永遠なれ」、「チャタヌーガ・チューチュー」、「ラ・マルセイエーズ」。私が欲している音楽は無数にある。
私はとっておきのレコードをかける。
蓄音機からはドイツの音楽、ケーニヒグレッツ行進曲が執務室に響く。
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:28:20.89 ID:Zszw55RYo
再び喉飴を噛み潰して私は演習の様子を見つめる。
軽巡洋艦と駆逐艦で編成された第二艦隊は演習相手の戦艦に真正面からはぶつからず、常に自分たちに有利な陣形を作って攻撃を加えていた。
私にはする事が無い。
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:33:03.84 ID:Zszw55RYo
やれ困った、と私はまたもや一人ごちる。
書類も作戦も無いのでは私はただの給料泥棒だ。
第一艦隊の慰問に行こうにも、きっと彼女たちも山ほどの喉飴を消化しているはずだ。
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:38:28.45 ID:Zszw55RYo
「羽黒はいつ頃出られる?」
先日より幾分マシになったとはいえ声はまだ耳障りにかすれたまま。
心底申し訳なさそうな声色で私は整備班長に問う。
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:44:54.46 ID:Zszw55RYo
我々は数多の敵を深海に送り、そして敵も我々の艦隊に手痛い被害を与え駆逐艦、響を海底に没せしめた。
「ありがとう班長。喉飴がほしければいつでも言ってくれ」
そんな言葉を残して私はドックを後にすると、廊下で窓を見つめていた日向と目が合った。
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:52:50.94 ID:Zszw55RYo
「お疲れ様、日向。君に知らせがある」
笑みを浮かべたまま私はそのように言葉をつむぐと、日向はびくりと肩を跳ねさせる。
どうやら、悪い知らせだとでも思い込んでいるのだろう。
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:57:27.54 ID:Zszw55RYo
「お疲れ様、日向。君に知らせがある」
笑みを浮かべたまま私はそのように言葉をつむぐと、日向はびくりと肩を跳ねさせる。
どうやら、悪い知らせだとでも思い込んでいるのだろう。
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:58:56.15 ID:Zszw55RYo
しまった二重投稿してしまった・・・
いまいち締まらないですが今回はここまでです。
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/08(金) 21:09:46.23 ID:HbDVwj+xo
??「早くいちゃらぶしてください」
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/08(金) 21:41:12.27 ID:+uHEfSNIo
乙
>バッドエンド路線
目に光のない提督が独り言を言ってるのを憐れみの目で見る鑑娘たちが目に浮かぶようだ
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