過去ログ - 提督「心から愛しい羽黒に捧ぐ。」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:26:15.87 ID:swHYW4Jko
叫ぶだけ叫んで私はマイクのスイッチを乱暴に切る。

「君にマイクチェックをさせてから号令をかけるべきだったかね?」

「いいえ、お似合いの演説でした。掛け値なしに」
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:31:04.50 ID:swHYW4Jko
 それからはまさに破竹の勢いであった。

 各々が目を爛々と光らせ、目の前の敵を轟沈させてゆく。

 まるで復讐のようだ。
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:36:23.76 ID:swHYW4Jko
「羽黒!」

 私は大海原の彼方に届くような声で愛しの彼女の名前を呼ぶ。

 ポツポツと浮かぶ島にむけて、喉が壊れそうなほどに声を上げる。
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:40:03.71 ID:swHYW4Jko
 日が沈む。

 すでに私の喉はまともに声を出すことは叶わぬほどに消耗し、艦載機の燃料も底をついた。

 羽黒発見の報告は未だにない。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:44:42.05 ID:swHYW4Jko
 草木の茂みを乱暴にかき分け、私は彼女を探す。

 不意に視界の端で草木が音を立てた気がした。

 私はその音に縋るように走る。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 20:53:59.65 ID:swHYW4Jko
 とりあえずここまでです。

 バッドエンドも考えましたが俺が泣きそうになるのでハッピーエンド目指します


28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/03(日) 20:57:41.42 ID:LySIDEZqo
(´;ω;)


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/03(日) 22:24:04.26 ID:BsXnTlj6o
ハッピーエンド路線は素晴らしい


30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/03(日) 22:50:50.61 ID:DwgNldKSO
その調子でバッドエンドを頼む


31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:08:51.29 ID:Zszw55RYo
お久しぶりです。

パソコンを電車に忘れたり郵送の手続きをしたりでなかなか書き込むことができませんでした。

投下していきます。


32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:14:50.27 ID:Zszw55RYo

 それからはあっという間だった。

 怒鳴りすぎて声の出ない私は久しく与えられていない休暇を命じられ、同じく声の出ない第一艦隊の面々も長期の休暇となった。
 
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/08(金) 20:21:41.67 ID:Zszw55RYo
 「星条旗よ永遠なれ」、「チャタヌーガ・チューチュー」、「ラ・マルセイエーズ」。私が欲している音楽は無数にある。

 私はとっておきのレコードをかける。
 
 蓄音機からはドイツの音楽、ケーニヒグレッツ行進曲が執務室に響く。
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:28:20.89 ID:Zszw55RYo
 再び喉飴を噛み潰して私は演習の様子を見つめる。

 軽巡洋艦と駆逐艦で編成された第二艦隊は演習相手の戦艦に真正面からはぶつからず、常に自分たちに有利な陣形を作って攻撃を加えていた。

 私にはする事が無い。
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:33:03.84 ID:Zszw55RYo
 やれ困った、と私はまたもや一人ごちる。

 書類も作戦も無いのでは私はただの給料泥棒だ。

 第一艦隊の慰問に行こうにも、きっと彼女たちも山ほどの喉飴を消化しているはずだ。
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:38:28.45 ID:Zszw55RYo
「羽黒はいつ頃出られる?」

 先日より幾分マシになったとはいえ声はまだ耳障りにかすれたまま。
 
 心底申し訳なさそうな声色で私は整備班長に問う。
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:44:54.46 ID:Zszw55RYo
 我々は数多の敵を深海に送り、そして敵も我々の艦隊に手痛い被害を与え駆逐艦、響を海底に没せしめた。

「ありがとう班長。喉飴がほしければいつでも言ってくれ」

 そんな言葉を残して私はドックを後にすると、廊下で窓を見つめていた日向と目が合った。
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:52:50.94 ID:Zszw55RYo
「お疲れ様、日向。君に知らせがある」

 笑みを浮かべたまま私はそのように言葉をつむぐと、日向はびくりと肩を跳ねさせる。

 どうやら、悪い知らせだとでも思い込んでいるのだろう。
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:57:27.54 ID:Zszw55RYo
「お疲れ様、日向。君に知らせがある」

 笑みを浮かべたまま私はそのように言葉をつむぐと、日向はびくりと肩を跳ねさせる。

 どうやら、悪い知らせだとでも思い込んでいるのだろう。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 20:58:56.15 ID:Zszw55RYo
しまった二重投稿してしまった・・・


いまいち締まらないですが今回はここまでです。

以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/08(金) 21:09:46.23 ID:HbDVwj+xo
??「早くいちゃらぶしてください」


42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/08(金) 21:41:12.27 ID:+uHEfSNIo

>バッドエンド路線
目に光のない提督が独り言を言ってるのを憐れみの目で見る鑑娘たちが目に浮かぶようだ


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