82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/11/05(火) 15:33:11.65 ID:MKbqoQjLo
「そ、そんな、不釣り合いなんて」
「いや……釣り合わないよ。お前は俺みたいな男とはさ」
「………………」
春香は押し黙り
俺を見つめて悲しそうに首を振った
「でも、プロデューサーさんは」
「いや死ぬわけないよ……気怠かったりするのは事実だけどさ」
「……でも、そのままだったらまた仕事出来なく――」
「いや、この仕事はやめるよ。春香のそばにいるからダメになるんだからさ」
手が届かないとわかっていながらも
物理的な距離があまりにも近いから
諦めきれずに
前のうつ病に近い症状が出てきてしまっていたんだから
春香の夢はアイドルだ。
ここまで売れるのに並々ならぬ努力をしてきたし、代わりなんていない
「でも、俺には代わりがいるから」
そう言った俺に大して帰ってきたのは怒号だった
「代わりなんているわけないじゃないですか!」
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