過去ログ - 八幡「異性に抱きつかれると猫になる体質」
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2013/11/07(木) 01:29:25.98 ID:yPGP+07s0
小町「どうぞー、お兄ちゃん用のキャリーバッグです」

雪ノ下「ありがとう、貸していただくわね」

小町「あと一応人間時の着替えです」

雪ノ下「必要になるかどうかはわからないけれど」

八幡「むしろ必要になってくれ」

小町「トイレは人間用のトイレに入れてあげれば、猫の姿でもできますし、流すのだけしてあげてください」

八幡(なるべく我慢しよう……)

小町「ご飯はネギとかは一応避けてください。あとは食べやすいように柔らかくすれば、人間のでも食べられるので」

小町「えーと、これくらいかな?」

小町「あ、お風呂は別に入れなくてもいいですよ。毛を乾かすのが大変ですし」

雪ノ下「そうね」チラッ

八幡「……」

小町「じゃあ注意点はだいたいこんなものです」

小町「お兄ちゃんで楽しんできてください」

八幡「俺でかよ、おい」

八幡「……おい」

雪ノ下「なにかしら」

八幡「ずっと抱っこしてたらキャリーバックの意味がないだろ」

雪ノ下「必要な時には入れるわ」

八幡「今が必要な時だと思うが。俺に束の間の安息をもたらすという意味で」 

雪ノ下「私に抱っこされるよりも、そんな狭いところにいるほうが良いと言うのかしら」

八幡「狭いところって安心するんだぞ」

八幡「それに少なくとも、お前に抱っこされるほど体勢を制限されないしな」

雪ノ下「私はあなたがこのほうが安心するのではないかと思って、親切で抱っこしながら連れて行っているのだけれど」

八幡「そういうのを自分本意な親切の押し売りっていうんだ」

八幡「特にお前らみたいのが小動物にすることのだいたいの行動がそうだ」

雪ノ下「有難いご教授痛み入るわね」

雪ノ下「でも訂正させていただくのなら、あなたは本当の猫じゃないでしょう」

雪ノ下「それに、あなたは本当の猫と意思疏通ができるのかしら」

八幡「ある程度はできないこともないが、そこまで器用ではないな」

雪ノ下「ふぅん、じゃああの塀の上にいる猫を呼ぶくらいのことはできるのかしら」

八幡「その程度か。まあ見てろ」ジッ

猫「……」ジー

八幡「……」ジー

猫「フシャー!」

八幡「と、このように俺は猫界でもぼっちだ」

雪ノ下「さっきの自信はなんだったのかしら」

八幡「少しなら意思疏通はできるんだよ。相手が応じてくれないだけで」

雪ノ下「それでは意味がないと思うのだけれど」

八幡「ところで、そろそろ人通りも増えてきたし、猫に話しかけるやばい女だと思われたくなかったら、俺をキャリーバックに入れたほうがいいぞ」



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