過去ログ - サスケ「何で俺を連れ戻しやがった……!」
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12:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/11/05(火) 18:24:03.71 ID:LFgMt1P+0
ナルト達に誘われて、俺は再び病室を訪れた。空のベッドに一瞬ぎょっとしたが、体調が良いときは歩くことも出来ると言っていた。きっとトイレにでも行っているのだろう。

カカシを待つ間、穏やかな時間が流れる。あれだけの態度をとった俺を、ナルトとサクラは当たり前のように会話に混ぜてくれた。

しかし、その時間が長くなるにつれ俺達は不安を感じるようになっていった。カカシがいつまで経っても病室に戻って来ないのだ。もしかしたらどこかで倒れているのかもしれない、ナルトがそう口にしたのを皮切りに、俺達はカカシを探し始めた。

すぐに見つかるだろうと思っていた。いや、そう願っていた。だが、カカシの姿は一向に見当たらない。訳も分からず嫌な予感だけが強くなっていく。しばらくしていったん病室に戻ると、ナルトとサクラも部屋の中に居た。サクラはまた泣いていた。

誰かに話を聞いてみよう、俺が提案すると二人も賛成してくれた。手当たり次第に聞き込みをしようと意気込んだ矢先、あっさりと答えは見つかった。

なんと、カカシはあの体で外出許可がとれたらしい。動ける時に動いておかないと、というのはごもっともだが、もしどこかで動けなくなったらどうするつもりなのだろう。思わず医者を問い詰める と、カカシには借りがあり懇願されたので断れなかったという。

こんな事を言われたら責めるわけにもいかない。懇願するほど行きたい場所がどこなのか、俺には分からなかった。

ナルト達を集め、捜索対象が里全体に広がったと告げる。二人とも、そして多分俺も蒼白な顔をしていた。


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