42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/11/30(土) 23:29:08.75 ID:Iu3nA/UDO
〜 ろじうら 〜
騎士団長「…………」
今日も一日が終わる。
冷たい夜風を酔い覚ましにしながら帰路に就く。
騎士団長「……?」
しかし途中、ふと妙な声が聞こえたような気がして私は足を止めた。
?「うぅ……、ううぅ……」
それは気のせいではなかった。
うめき声、それも二、三重に響く声だ。吐き戻しの酔っぱらいの声に似ているが、質が違う。
私はその声の質を良く知っていた。
この声は、痛みを伴う苦悶の声だ。
敵が、味方が、生命に関わる深手を負った時、口を割って洩れ聞こえる声。
急ぎ、私は声のする方へと駆け出した。
目的の場所にはすぐに着いた。
男たち「うぅ……、うぅ……」
全裸の男たちが、路上に倒れ伏していた。
私は一瞥して全裸男たちに外傷が無いのを確認すると鞘から剣を抜き放ち、男たちの倒れた道の先へと腰溜めに構える。
そのまま一寸も気を抜かずに暗闇を睨み続け、やがて私の両目は一つの像を引き結ぶ。
魔物「キシャシャーッ!!」
ささやかな月の光の下。
おぞましい、神にすら見放された異形の存在が、けたたましい雄叫びを上げた。
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