72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/11(月) 08:23:21.39 ID:cAm3i9ZO0
穂乃果『……』
海未『穂乃果!!はぁ、はぁ……、目を覚ましてください!お願いします!』
絵里『う、海未……。もう……ムリよ……』
海未『そんなこと、ありません!はぁ……はぁ……!黙って見てるくらいならAED持ってくるなりしてくださいよ!?穂乃果……穂乃果ぁ……』
花陽『うっ……お、おぇぇ……』
凛『……ゲホッ……うぅ』
にこ『……あんたたち、保健室で休んでなさい。……こんなの、なかなか耐えられるもんじゃないわよ』
真姫『じゃあ私が連れて行くわ。……正直、本物がここまでひどいものなんて思わなかった。……医者になんて私、なれそうにないかも……』
海未『どうして……どうして目を開けてくれないんです!?ぐっ……はぁ……!もう何十回も蘇生を繰り返してるのに!!どうして!?』
にこ『……もう諦めなさいよ。……当たり前じゃない。だって……』
絵里『だって……、もう穂乃果の顔は……半分なくなっ…………うっ』
希『エリチ、辛いなら真姫ちゃんたちと一緒に保健室行き?』
絵里『……うぅ。……いえ、大丈夫よ。この子たちを最後まで見届ける義務が……私にはあるのだから』
教師『救急車が着きました!』
警察『現場は!?』
教師『こっちです!』
海未『穂乃果ぁ……目を……開けて……くださいよ……穂乃果……』
警察『キミ!ちょっとそこをどい……っ!!……うっ、これはひどい……』
真姫父『もう……手遅れですね。私には……どうすることもできないです……』
海未『……なぜです!?あなたは医者でしょう!?傷ついた人を助けるのが仕事なんでしょ!?なら助けてくださいよ!!私の……穂乃果を、助けてよぉ!!』
真姫父『……』
絵里『……海未、落ち着きなさい』
海未『うぅ、ううぅぅぅぅ……!!』
消防『…………とりあえず、この子を担架に』
消防『……はい』
海未『……。私も……ついていっていいですか?』
消防『……好きにするといい。でも、期待はしないでくれ』
海未『……』
絵里『……希、私も海未と一緒に行くわ』
希『わかった。……そこで海未ちゃんにもしものことがあったときは……止めたってな』
絵里『……ええ。これ以上、大事な仲間を失うわけにはいかないものね』
93Res/62.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。