20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/11(月) 01:58:27.70 ID:3fMmVyzW0
 どうしてこんな状況になってしまったのか分からないが、やっぱり電車を一本早めたのが原因だったのだと思う。 
 もしかしたら、私が一本早めなければこんなことにもならなかったのでは。 
 例えば、私の位置にいつも佐藤がいたと考えればどうだろう。 
  
 「佐藤……ごめん」 
  
 「え」 
  
 ちょうど、髪についたシャンプーを洗い流す所だった。目を閉じてこちらを向く。 
  
 「もしかしたら、私がいつも佐藤のいる所にいたんじゃない」 
  
 「……確かにいつもあそこにいるけど」 
  
 「ああ! やっぱり!? 絶対これ、私が一本遅らせておけば起こらなかったよ……」 
  
 「そんな、そんなことないって……でも、どうして今日は1本早いので来たの?」 
  
 「え、佐藤がこの時間に乗るって言ってたから」 
  
  
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