過去ログ - 亜美「錯覚のレンアイ」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/14(木) 19:41:03.36 ID:oOqsUv+5o
真美の想いを知ってから、私はそれまで以上にもがくようになった。

格好良い男の人を見つけたら良いね、と言ってみたり、格好良くて優しそうな人が居たら真美が近付けるように背中を押してみたり。

自分は一生この恋に溺れたままだろうとは予想が出来ていて、とにかく真美が良い人を好きになってくれるようにひたすらに祈った。

しかし、私という存在は随分と脆弱だったようで、真美が何時もの可愛らしさを振りまいて男性と仲良くする姿を見ていると、胸腔が随分と痛んだし、イライラが表情や態度に溢れてしまいそうになった。

そんな消耗の日々に湧いた竜宮小町の話は正しく天恵だった。

アイドルとして更に輝きたいという思いが第一ではあったが、精神を削ることへの逃避、依存からの脱却という思惑も確かに持って私はこの話に承諾した。真美も本心からの反対はしなかった。

お互いに距離を置かないと何時の日か息が出来なくなると感じていたが、一緒にいることが当たり前になり過ぎて、もはや理由でもなければ離れられなかったのだ。

りっちゃんは厳しいし、いおりんはツンツンしてるし、あずさお姉ちゃんは何処か抜けている。そこに私もいるものだから、毎日がそれはもう騒がしい。
でもみんな優しくて、真美と離れていて寂しかったけれど、毎日が楽しかった。竜宮小町のメンバーも活動もどんどん好きになっていった。

真美の方もソロ活動や他メンバーとの活動に精を出しているようで、お互いが独立してきていると確かな実感があった。

だが、そんな日々を得てもまだ私たちはまっとうに成れていない。


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