過去ログ - 【安価】幻想郷で過ごしたい【コンマ】
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30: ◆Gw2XalQrNA[saga]
2013/11/15(金) 15:47:34.22 ID:HNKnIq9DO

貴女(――やられた)


私に打ち込んでくるはずの妖夢は――構えをそのままに私を待ち構えていた。
私が捉えた(つもりになっていた)攻撃の兆候は妖夢の作り出した虚栄だった。
その幻にまんまと釣られてしまった私を、後の先を狙った妖夢が迎え討つ――。




ガツンッ

貴女「ふぎゃっ!」

蛮奇「うわー痛そう」

幽々子「いくら峰打ちっていっても、鉄の棒だものね」

妖夢「ふぅ……ありがとうございました」

貴女「あうー……完全にしてやられた」

妖夢「いえ……想像以上の腕でした。あともう一刹那速く打ち込まれれば間に合わなかったでしょう」

貴女「完璧に捉えたつもりだったんだけどなー……まんまと騙されたよ」

妖夢「勝機は待つものではなく、作り出すものですから」

貴女「なるほど……精進します」

妖夢「私も人に偉そうなことを言えるほど強くはないんですけどね」

幽々子「そうよー。妖忌はもっと強かったんだから」

貴女「妖忌?」

妖夢「私の祖父です。先代の白玉楼の庭師で、剣の師匠でもありました」

貴女「へぇ……」

妖夢「さて……そんなとこで、お茶にでもしましょうか。美味しい羊羹があったはずです」

幽々子「あ、これのこと?」

蛮奇「確かに美味しかったわ」

妖夢「なんでもう食べちゃってるんですか!」


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