過去ログ - 安部菜々「嘘つきうさぎと魔法使いさん」
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46: ◆0vdZGajKfqPb
2013/11/22(金) 04:35:55.59 ID:lfoqvSwoo
ああ、ダメだ。決意が揺らぐ。

「デビューして、楽しそうに仕事をする菜々を見て……プロデューサーをやってて良かった。そう思った」

お互い、足は止まっていた。
背が低い私は、自然と彼を見上げる形になる。

「アイドルについて語る菜々の目は、キラキラしててな。俺はそれに、惹きつけられた」

「……プロデューサーさんも、アイドルについて話してる時、すごい男前になりますよね」

視線が交錯して、お互い気恥ずかしくなって目を逸らす。
これ以上、二人でいると……おかしなことを、口走ってしまいそう。

「あー、この間もな。面接で、菜々に憧れてうちを志望したって子が来てさ……」

だからそうなる前に、伝えるべきことを伝えなくちゃ。

「プロデューサーさん」

「……ん? なんだ、菜々」


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