過去ログ - モノクマ「コロシアイ修学旅行参加者にスタンドを与えてみる」
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26: ◆zQbiof498Q
2013/11/24(日) 15:42:45.59 ID:JMD86lej0
〜ホテルみらい 日向のコテージ前〜



七海「じゃあ、少し寝るんだね」

日向「ああ・・・何でか知らないが、昨日は楽しかったはずなのに言い知れぬ不安が胸の中にあるんだ・・・ロクに寝れなかったよ・・・」

七海「無理も無い・・・かな」

日向「どういう意味だ?」

七海「意味は・・・そう遠くない内に理解出来るよ」

日向「? ・・・そうか・・・」

七海「朝ご飯抜きで良いんだね?じゃあ、またお昼に」

日向「ああ、じゃあな七海」

日向は七海と会話を交わし、自分のコテージに引っ込んだ

靴を脱ぎ、ベッドでふて寝する

日向「くそっ・・・何なんだ?この胸の中のもやもやは・・・」

日向は、昨日から自分の気持ちがおかしい事に気付き始めていた

この気持ちになったのはこの島から来てすぐではない。教室の様な場所に閉じ込められていた時は何ともなかった

妙な胸のざわつきが感じられるようになったのは、一度気絶して狛枝に起こされた後からだ

日向は皆で居ると、言い知れぬ不安と恐怖を抱く様になった

そう、場違いな所に居る様なフィーリングの噛み合わなさ・・・そんな物を皆に抱くようになっていた

唯一、ジャバウォック島に来る前から面識ありの記憶がある七海だけは別だった

日向「こんな精神状態で、この先やっていけんのか俺・・・」

日向がモノクマに感謝している事があるとすれば、『ら〜ぶら〜ぶ修学旅行』を中止に追い込んでくれた事だ

50日間もの間行われていると聞かされ、絶対に耐えられないと日向は考えていた

まあ、この『コロシアイ修学旅行』が『ら〜ぶら〜部修学旅行』より早く終わればの話だが

日向「う〜ん、やっぱ眠れない・・・ん?」

日向がごろんと寝がえりを打つと、視線の先にシンプルな机が見えた

その上に、一枚の封筒がある

日向「ああ、あれがスタンドの説明書か?」

あくびを一つ上げ、ベッドから起きる

窓際のコーヒーメーカーでコーヒーを一つ沸かした後、封筒と共に2つあったマグカップの内の一つに注ぐ

封筒から折り畳まれた紙を取り出し、コーヒーを片手に開く

日向「・・・・・・・・・・・・え?」

説明書は―――――白紙だった

日向「あぶり出し?いや、柑橘系の匂いとかしないし・・・」

原因を考えていると、はたとモノクマが言っていた事を思い出す

モノクマ『一人だけ、『スタンド』に目覚めていない能無しも居るみたいで・・・』

日向「・・・俺の、事だったのか?うぐっ・・・」

急に日向は頭痛に襲われる。まるで記憶が呼び覚まされるかの様な痛みに、思わず日向はマグカップを落とした


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