過去ログ - 【安価】苗木「今日から2年生か・・・」【ダンロン1+2】
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577:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/23(土) 19:16:53.33 ID:Yq2Noa/q0
発言したのはアキヒロだった(何故かアキヒロだけは関西弁ではないのだが、淡々としたその口調は、標準語とはこんなにも冷たいものなのかと感じさせた)。
その内容に、教室内に一気に緊張が走る。

「アッキーどないしたん、なんかご機嫌斜め?
 そんなんせんでも、田中君のこともあったし、春川君やってわかってるんやろ?
 やらなあかん…って」

「…念のため、確認しただけです、すみません」

英隆は沈んだ声で答え、項垂れていた。
健太からは確認できないが、中性的で綺麗な英隆の顔は今悲愴な面持ちになっているのだろう。

「…ライドくん、ちょっといい?」

アキヒロが小さな声でライドを呼んだ。
アキヒロが少し身じろぎするだけでも、その近くにいる南海や悠希や奨、佐伯華那(女子七番)や広瀬邑子(女子十五番)などの身体がびくっと震える。
また誰かを撃つのではないか、と。

「おー、珍しく饒舌やん、アッキー。
 ええで、何?」

ライドの許可を貰ったアキヒロは生徒たちを見渡し、淡々と述べた。

「もしかして“まさかこのクラスで殺し合いなんて出来るはずない”って思ってる?
 まあ、思って当然だと思うけど。
 でも、考えてみなよ。
 毎年50クラスがプログラム対象クラスに選ばれてるんだ。
 その中に、“殺し合いなんて…”って考える人がいないわけないよね。
 でも、蓋を開けてみると、実際時間切れで優勝者なしなんてケースはほぼない。
 ちゃんと優勝者が決まるんだ。
 …わかるよね、この意味。
 殺らなきゃ、殺られるよ」


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