過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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479: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 02:13:16.79 ID:t533iV/Vo

 それはまさに一瞬だった。
 ピィの目の前にいたジョンが、『プロダクション』に入ってきたアーニャを確認した時、ニヤリと笑った。

 その表情の変化は、彼の雰囲気を180度一変させる。

 ピィは素直に感じる。
 この禍々しい笑顔の恐ろしさを、対面に座っているだけでひしひしと感じてしまう。

 アーニャもピィの目の前に座っている男を見て、表情を一変させる。
 驚きの表情をしながらジョンを名乗る男の正体を口にした。

「カマーヌドゥユシェィ……隊長……どうしてここに!?」

 男もそのまま視線を外さずにその場に立ち上がる。

「ああ……会いたかったぞ。……ビエーリィコォートォー!!」

 まるで空気が圧縮されるように、空調で管理された室内の気流がうねる。
 空気そのものを握りしめるように、強引な圧縮と破裂音。

 出会って一つの会話のみ。
 時間にして十数秒。


 たったそれだけの間で、アーニャの頭部はトマトを握りつぶすかのように消滅した。



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