過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2013/11/24(日) 23:34:48.01 ID:3GmMhi9+o
唯とイルミナPの二人はそれなりにこの学園祭を満喫した。
そして日も傾いて、人々の脚は家路へと向かい始めていた。
生徒たちは今日の分の片付けを始めており、朝とは違った意味での人の流れができている。
そんな中、イルミナPと唯も傾いた太陽に照らされながら出口である校門を目指していた。
「今日は楽しめましたか?唯」
「どちらかというとゆいよりもイルミナPちゃんの方が楽しんでなかった?」
「そうですか?そんなことはないと思いますが……」
「ぜったいそうだよね!」
そんな風に今日のことを話しながら歩いていると、ふと唯の鼻先に水滴が落ちてきた。
「ちべたっ!んー?雨かな?」
唯はそう言って空を見上げるが雲はほとんどなくオレンジがかった太陽は依然輝いている。
「ん?唯、どうしました?……おや?」
唯が急に上を向いたので何事かと思いイルミナPは唯の方を向くがちょうど彼の頭にもぽつりと一粒の水滴が落ちてくる。
その雨粒は徐々に量を増してそれなりの雨量になってきた。
「どうやら今日も、平和なだけでは終わらないみたいだね♪」
唯は少しだけ楽しそうに言う。
そう、雨は依然ざあざあと振っているのにもかかわらず頭上には雨雲はない。
どこからともなく雨が降ってきているのだ。
周囲を歩いていた人々は突然の謎の雨から逃れようと雨のしのげそうな場所へと向かっていく。
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