過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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554: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/12/29(日) 01:01:17.91 ID:Vz/sJEz70
「白ちゃんは大丈夫かな?」

『白は白で何とかしてるだろ、あいツはカースとかに負けるほど弱クないし』

黒兎は黒兎で遠距離からアンチメガネカースを操り、感染増殖を怠らない。多数のカースが固まっているスタジアムの方向に行くようにという指示をこっそり飛ばす。
以下略



555: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/12/29(日) 01:02:29.32 ID:Vz/sJEz70
そして、その雨もついに止んだ。

「あ、雨止んだ?」

『お、マジだ…帰るか?』
以下略



556: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/12/29(日) 01:03:28.39 ID:Vz/sJEz70
『じゃア、教会で!』

去っていく黒兎に手を軽く振る。

「…もうみんな帰ってるしアタシも帰ろーっと」
以下略



557: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/12/29(日) 01:04:23.11 ID:Vz/sJEz70
「…」

記憶操作で彼女は自分の事は覚えていない。自分が忘れさせたのだから。

だから、加蓮は自分を知っている筈がない。見つかっても問題ない筈だ。
以下略



558: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/12/29(日) 01:05:48.05 ID:Vz/sJEz70
許されないと、そう自分で決めていた。自分で自分の首を絞めていた。

(…アタシ、何がしたいのかわからなくなってくるの、助けてよ…)

世界をシアワセにしても、会う事は許されますか?
以下略



559: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/12/29(日) 01:06:15.52 ID:Vz/sJEz70
「…?」

(誰かに呼ばれたような気が…)

声は聞こえなかったけれど、その姿を見かけることはなかったけれど、加蓮は振り返っていた。
以下略



560: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/12/29(日) 01:07:23.41 ID:Vz/sJEz70
そして別の場所。木々が生い茂る人目につかない場所に黒兎はいた。

「…サて、アンチメガネカースの皆の衆。いっぱい増えてアタシは嬉しいよ!」

『ウォォ!!マザー!マイマザー!』
以下略



561: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/12/29(日) 01:08:39.10 ID:Vz/sJEz70
「よーし、デハ、安全なところまでアタシが先導してやろう!」

黒兎が翼を生やした獣の姿になって、動き出すと、それは木々に隠れるように体をぺったんこにさせて、まるで水が地を這うように動き出した。

誰にも見つかることなく、それは暗くなってきた森の中を這う。
以下略



562: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/12/29(日) 01:09:44.08 ID:Vz/sJEz70
結局、何もできずにナニカは教会へ戻っていた。

帰り道が少し荒れている事に警戒心を抱くが、周囲に気配がない事を確認すると、安心したように歩き出す。

帰り道、白兎も黒兎も戻ってきた所を遭遇したため、二人をぬいぐるみの姿にして抱きかかええる。
以下略



563: ◆zvY2y1UzWw[saga]
2013/12/29(日) 01:10:45.76 ID:Vz/sJEz70
「お祭り…明日も行っていい?明日はね、今日と違うんだって!」

無邪気に、彼女はお願いをする。

「あのね、リサお姉ちゃん、歌うの明日からなんだって…だから」
以下略



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