過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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◆zvY2y1UzWw
[saga]
2013/12/29(日) 01:03:28.39 ID:Vz/sJEz70
『じゃア、教会で!』
去っていく黒兎に手を軽く振る。
「…もうみんな帰ってるしアタシも帰ろーっと」
以下略
557
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◆zvY2y1UzWw
[saga]
2013/12/29(日) 01:04:23.11 ID:Vz/sJEz70
「…」
記憶操作で彼女は自分の事は覚えていない。自分が忘れさせたのだから。
だから、加蓮は自分を知っている筈がない。見つかっても問題ない筈だ。
以下略
558
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◆zvY2y1UzWw
[saga]
2013/12/29(日) 01:05:48.05 ID:Vz/sJEz70
許されないと、そう自分で決めていた。自分で自分の首を絞めていた。
(…アタシ、何がしたいのかわからなくなってくるの、助けてよ…)
世界をシアワセにしても、会う事は許されますか?
以下略
559
:
◆zvY2y1UzWw
[saga]
2013/12/29(日) 01:06:15.52 ID:Vz/sJEz70
「…?」
(誰かに呼ばれたような気が…)
声は聞こえなかったけれど、その姿を見かけることはなかったけれど、加蓮は振り返っていた。
以下略
560
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◆zvY2y1UzWw
[saga]
2013/12/29(日) 01:07:23.41 ID:Vz/sJEz70
そして別の場所。木々が生い茂る人目につかない場所に黒兎はいた。
「…サて、アンチメガネカースの皆の衆。いっぱい増えてアタシは嬉しいよ!」
『ウォォ!!マザー!マイマザー!』
以下略
561
:
◆zvY2y1UzWw
[saga]
2013/12/29(日) 01:08:39.10 ID:Vz/sJEz70
「よーし、デハ、安全なところまでアタシが先導してやろう!」
黒兎が翼を生やした獣の姿になって、動き出すと、それは木々に隠れるように体をぺったんこにさせて、まるで水が地を這うように動き出した。
誰にも見つかることなく、それは暗くなってきた森の中を這う。
以下略
562
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◆zvY2y1UzWw
[saga]
2013/12/29(日) 01:09:44.08 ID:Vz/sJEz70
結局、何もできずにナニカは教会へ戻っていた。
帰り道が少し荒れている事に警戒心を抱くが、周囲に気配がない事を確認すると、安心したように歩き出す。
帰り道、白兎も黒兎も戻ってきた所を遭遇したため、二人をぬいぐるみの姿にして抱きかかええる。
以下略
563
:
◆zvY2y1UzWw
[saga]
2013/12/29(日) 01:10:45.76 ID:Vz/sJEz70
「お祭り…明日も行っていい?明日はね、今日と違うんだって!」
無邪気に、彼女はお願いをする。
「あのね、リサお姉ちゃん、歌うの明日からなんだって…だから」
以下略
564
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◆zvY2y1UzWw
[saga]
2013/12/29(日) 01:11:50.19 ID:Vz/sJEz70
「…いいのか?」
「大丈夫ですよ、私の問題がない範囲で出しましたので…大金ではないですし」
「いや、クラリス…お前はいいのか?」
以下略
565
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◆zvY2y1UzWw
[saga]
2013/12/29(日) 01:13:29.79 ID:Vz/sJEz70
ナニカは自室に戻る。与えられたのはポシェットだけじゃない。数着だが普通の子供が着るような服もある。
「…また貰っちゃった」
ポシェットを机の上に置く。眺める表情は少しだけ不機嫌そうで、少しだけ嬉しそう。嬉しいのを不機嫌で誤魔化すようだった。
以下略
566
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◆zvY2y1UzWw
[saga]
2013/12/29(日) 01:14:40.33 ID:Vz/sJEz70
「…瑞樹ちゃーん、入っていい?」
ナニカの部屋はキヨミと瑞樹の部屋の間だ。そういえば見かけてないなと彼女の部屋の扉をノックする。
「…いいわよ、入ってらっしゃい」
以下略
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