過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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728: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2014/01/14(火) 01:08:03.43 ID:9SwiL0z50
「…そういえば神の洪水について何か知らないのか?守護神なんだろ?」

『あー…ったく、いろいろ知ったが何が神の洪水だ。俺は守護神として崇められてたが洪水なんて何もしらねーぞ?』

「関係ないのか?」

『ったりめーだ!俺はあの巫女の妙な呪詛で動けなかったんだからよ!まぁ今は自由の身だがな』

「巫女…あのフードの女…だよな?」

『おう、あの巫女にヨリコ…職業で言うと海皇サマは騙されちまってる。アイツはどう考えても黒幕だな。妙な術ばかり使う汚ねぇ奴だ』

「アイツが…」

神殿に居た巫女を思い出す。確かに彼女からは少し不気味な雰囲気を感じた。

『とにかく、ここから逃げるならとっとと逃げな。…飛ぶんじゃねーぞ?ここで飛ぶと目立つからな』

「ああ、そうするけど…お前はどうするんだ?」

『俺か?…一応、あの嬢ちゃんに忠告するつもりだが…あの巫女がどうも不気味でよ…なにかされる気がしてならねぇ』

ヨリコに忠告をしたい気持ちもあるが、あの巫女が何かしらの呪詛でまた縛り付けてくる不安がある。

そしてプレシオは自覚していないが、今アビスエンペラーにはとあるカースの核が埋め込まれている。

勘の様なもので、巫女には近寄らない方がいいとプレシオは判断していた。

『…まぁ俺はここに残って俺がやりたいことをやるだけだ。フタバ達には悪いが、まだ会うのは当分先になるな』

「…そっか、わかった。なんか変な事になったけど、ここまで連れてきてくれてありがとな」

『また追われるんじゃねーぞ?』

「なんだよ、そっちこそ下手な失敗とかするなよ?」

『俺の心配している暇があったらさっさと行きやがれってんだ。「ねばーでぃすぺあ」の仲間がいるんだろ?』

「人の記憶勝手に見るんじゃねえよ…もう見るなよ!あたしもう行くからな!」

『…はいよ』

奈緒は手を振って、夜の都市を急いで駆けだした。


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