過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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755: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 23:01:39.44 ID:HumleWzDO

「オノレ…ゾクメ…トミスケニハ、トミスケ…ケケニニ…」

 四肢を失いながらも起き上がろうともがく錯乱ドロイドに、アビスグラップルはゆっくりと歩み寄る。

「種をまいた一人である以上、私がケジメを付けなければならない。貴方個人に恨みはないが」

「…恨みがないなら、ちょっと…だけ…待っててもらえませんか…?」

 背後から声。先程バーニングダンサーを名乗ったアイドルヒーローだ。辛うじて意識はあるようだが、足取りは覚束ない。

「おや、大した回復力だが…私が止めを刺すから、安心して休んでいてくれ」

 洋子は歩みを止めない。アイは肩を竦めて道を空けた。ヒーローという人種には、時として何を言っても無駄なのだ。

「洋子、実行犯は確保した。撤収だ」

 エボニーコロモだ。スマキにされたジュダマツを肩に担ぎ、何らかのドロイドの頭部を首刈り族めいて腰からぶら下げている。

「…プロデューサー。タカラダ社長…助けないんですか…?」

「生身の体はもう処分しちまったらしい。そうでなくても、どのみち元には戻れないんだ」


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