過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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◆tsGpSwX8mo
[sage saga]
2014/01/27(月) 23:27:32.77 ID:BxJyJNgzo
それを見た少女は思う。この人はヒーローだ。私を助けてくれたのだ。
「……あ、ありがとう、ござい、ま、す」
色欲のカースに襲われていた少女が口を開く。いくらバアル・ペオルにその気がなかったからといって、助けられたのだ。お礼を言うのは当たり前である。だが、バアル・ペオルはそんな少女を見下ろすと、
以下略
826
:
◆tsGpSwX8mo
[sage saga]
2014/01/27(月) 23:28:19.19 ID:BxJyJNgzo
「はぁ。五月蝿くてとても集中できないわねぇ」
なんでかは解らないがとにかく怒っているのかと思って、少女は頭を下げる。
「え、あ、ごめんなさ」
以下略
827
:
◆tsGpSwX8mo
[sage saga]
2014/01/27(月) 23:29:01.95 ID:BxJyJNgzo
時子の真後ろから声が聞こえた。
「?」
指を下げてそちらを向く。普段なら無視するだろうが、その時は何となく、そちらを向く気になったのだ。
以下略
828
:
◆tsGpSwX8mo
[sage saga]
2014/01/27(月) 23:29:41.21 ID:BxJyJNgzo
「どう見たって怪しいわよ」
そして魔力を放った。が、
「……!」
以下略
829
:
◆tsGpSwX8mo
[sage saga]
2014/01/27(月) 23:30:19.18 ID:BxJyJNgzo
「おお!話を聞いてくれる気になったか!」
「えぇ。でもつまらない話だったら殺すわよ」
「うん、そういう直球なところもいいな!やはり俺の目に狂いはなかった」
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830
:
◆tsGpSwX8mo
[sage saga]
2014/01/27(月) 23:31:05.65 ID:BxJyJNgzo
「おいおい、替えはいくらでもあるけど破くのはやめてくれよ。勿体ないじゃないか」
「アイドルヒーロー同盟ですって?」
パップの言葉は無視していい放つ。その声には若干怒気が含まれていた。
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831
:
◆tsGpSwX8mo
[sage saga]
2014/01/27(月) 23:32:08.38 ID:BxJyJNgzo
「………冗談じゃないわ」
「どうして?」
完全にキレたバアル・ペオルはパップに叩きつけるように言葉を放った。
以下略
832
:
◆tsGpSwX8mo
[sage saga]
2014/01/27(月) 23:32:57.24 ID:BxJyJNgzo
「……戦う?貴方と?」
足を止めパップに顔を向ける。
「あぁ。俺も実は、あんたの好きな混沌をこの身に宿している」
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833
:
◆tsGpSwX8mo
[sage saga]
2014/01/27(月) 23:34:00.88 ID:BxJyJNgzo
「そうこなくてはね!その意気込みに免じて私に触れることが出来たら勝ちにしてあげる」
「そりゃどうも」
そして、パップは自信の混沌を解放させた。腕が虎のような縞模様に、両手が鉄の爪に変異する。
以下略
834
:
◆tsGpSwX8mo
[sage saga]
2014/01/27(月) 23:34:48.73 ID:BxJyJNgzo
その瞬間、バアル・ペオルに飛びかかり、一気に肉薄し、体に触れる。筈だった。
「あらぁ……。変身して思考まで獣みたいになっちゃったのかしらねぇ……」
だがしかしパップの伸ばした腕はバアル・ペオルに届かなかった。
以下略
835
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◆tsGpSwX8mo
[sage saga]
2014/01/27(月) 23:35:48.50 ID:BxJyJNgzo
と、パップを見下ろし近づく。
そしてパップのすぐ近くで腰を下ろし顎を持ち上げ目をあわさせる。
「ねぇあなた。『家畜以下の私の重さを元に戻してください』ってお願いしてごらんなさいよ。そしたら、戻してあげなくもないわ」
以下略
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