過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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832: ◆tsGpSwX8mo[sage saga]
2014/01/27(月) 23:32:57.24 ID:BxJyJNgzo
「……戦う?貴方と?」

足を止めパップに顔を向ける。

「あぁ。俺も実は、あんたの好きな混沌をこの身に宿している」
以下略



833: ◆tsGpSwX8mo[sage saga]
2014/01/27(月) 23:34:00.88 ID:BxJyJNgzo
「そうこなくてはね!その意気込みに免じて私に触れることが出来たら勝ちにしてあげる」

「そりゃどうも」

そして、パップは自信の混沌を解放させた。腕が虎のような縞模様に、両手が鉄の爪に変異する。
以下略



834: ◆tsGpSwX8mo[sage saga]
2014/01/27(月) 23:34:48.73 ID:BxJyJNgzo
その瞬間、バアル・ペオルに飛びかかり、一気に肉薄し、体に触れる。筈だった。

「あらぁ……。変身して思考まで獣みたいになっちゃったのかしらねぇ……」

だがしかしパップの伸ばした腕はバアル・ペオルに届かなかった。
以下略



835: ◆tsGpSwX8mo[sage saga]
2014/01/27(月) 23:35:48.50 ID:BxJyJNgzo
と、パップを見下ろし近づく。

そしてパップのすぐ近くで腰を下ろし顎を持ち上げ目をあわさせる。

「ねぇあなた。『家畜以下の私の重さを元に戻してください』ってお願いしてごらんなさいよ。そしたら、戻してあげなくもないわ」
以下略



836: ◆tsGpSwX8mo[sage saga]
2014/01/27(月) 23:36:32.49 ID:BxJyJNgzo
「へぇ。それが、あんたの、能力、ってわけか……。流石にきついな……」

最初は驚いていたバアル・ペオル。だがしかし、それはすぐに喜びの笑顔になった。

「いいわ、いいわよあなた!最高よ!もっと、もっと私を楽しませなさい!」
以下略



837: ◆tsGpSwX8mo[sage saga]
2014/01/27(月) 23:37:11.15 ID:BxJyJNgzo
「ほら、次よ!」

次は指先から延びる水の鞭だった。

動けないパップを鞭で無茶苦茶に叩く。その度にパップの体には水に叩きつけられたような衝撃が走った。皮膚はさけ、骨は砕ける。
以下略



838: ◆tsGpSwX8mo[sage saga]
2014/01/27(月) 23:37:57.02 ID:BxJyJNgzo
「いない……逃げたのかしら。いや、違うわね」

よくよく見ると地面には何かを転がしたようなあとがあった。

「動けないから転がって逃げたのね……逃がさないわよ」
以下略



839: ◆tsGpSwX8mo[sage saga]
2014/01/27(月) 23:38:47.48 ID:BxJyJNgzo
「はぁ、はぁ……」

斜面を転がるパップ。はたからみれば滑稽に見えるかもしれないが、やつの攻撃から逃げるにはこれしか思い付かなかったのだ。

そして、それは正しかった。
以下略



840: ◆tsGpSwX8mo[sage saga]
2014/01/27(月) 23:39:36.36 ID:BxJyJNgzo
「そうか。さて、答え合わせもすんだし続きといくか」

「えぇ」

パップは飛びかかる。しかし、一直線にバアル・ペオルに飛びかかるのではなく、バアル・ペオルを撹乱するように飛び回る。
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841: ◆tsGpSwX8mo[sage saga]
2014/01/27(月) 23:41:09.27 ID:BxJyJNgzo
「はいタッチ……」

しかし、パップがバアル・ペオルの体に触れることはまたしても失敗した。バアル・ペオルの姿がパップが触れる瞬間に消えたのである。

「あら残念。こっちよ、虎さん」
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