過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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977: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2014/02/01(土) 22:59:50.60 ID:gLjesAt+o

「場所はロシアとカザフスタンの国境近く、トロイツクから北へ数キロメートル。

……その周辺の廃工場に潜伏していた、異能テログループの殲滅でした。

そこで隊長から命じられた命令はただ一つ、『何も手を出さずについてくること』です。

ヴラーク……敵の根城に侵入するときにはまず、他の敵に察知されないように、監視を片付けるのが基本です。

ですが、隊長は正面から、堂々と、隠れる気なく進んでいったんです。

……後は、監視も、戦闘員も関係ありませんでした。

監視役だったであろう男は、隊長を見る間も無く、原形をとどめない肉片となりました。

異常を察知して、隊長に向かってきた戦闘員も、同様に肉片となりました。

正体不明の異能を使ってくる者も、その能力ごとすり潰すように、肉片となりました。

恐怖で逃げ惑う者も例外なく、肉片となりました。

……隊長が歩くだけで、敵は自動的に、人の形を留めない肉片となる。

誰が付けたかわからない炎と、人体から搾りつくした血液によって、視界は赤一色の地獄絵図でした。

ヤー……私たちがこれまでしてきた、命のやり取りとは全く違う。

ただの一方的な殺戮。物を動かすだとか、衝撃波を発生させるだとかとは次元の違うサイコキネシス。

……あの人の前に、人数をそろえたとしても、戦いにすらなりません。

ただ命を消費して、……リェカー クローヴィェ……血の川を作り出すだけです」



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