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2013/11/19(火) 19:50:03.82 ID:KjSKYEJa0
「その声は……真と伊織だな?」
「……お、おはよう……」
「……最悪の目覚めよ……てか、寝てたなんて最悪よ」
だが、声が聴こえるだけで視界には入らない二人の姿。いったいどのような状況なのだろうか。
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2013/11/19(火) 19:53:28.14 ID:KjSKYEJa0
伊織にそんなことを言われて、少しむっとする。
「そんなことない! もうすぐ記者が来るらしいし、自分だって出たいんだ!」
「記者……? 何の話よ?」
「その話、詳しく教えてもらってもいい?」
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2013/11/19(火) 19:55:21.54 ID:KjSKYEJa0
痛みに苦しむ3人の声が同時に上がった。
「……本当だ、出られない」
「これってつまり、私達の足が絡まってるってこと?」
「こたつの中で絡まっちゃったっぽいぞ……」
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2013/11/19(火) 20:00:22.59 ID:KjSKYEJa0
真「とりあえず、今の状況を確認しよう。皆見えないんだ」
響「そうだな。そうしよう」
伊織「響は?」
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2013/11/19(火) 20:04:01.85 ID:KjSKYEJa0
伊織「私は今うつ伏せで、真と響の寝顔を見てから寝たわ」
響「ということは、もう一人が最後か」
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2013/11/19(火) 20:05:01.46 ID:KjSKYEJa0
響「え? 向きは変えれないのか?」クルッ
真「うわあああああいたいいたい!!!」
伊織「やめてえええ! 今すぐやめてええええええ!!」
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2013/11/19(火) 20:08:23.01 ID:KjSKYEJa0
響「なるほど」クルッ
真「やってる本人は全然痛くないんだよね、それ。まだずきずきする……」
響「うぅ、ごめんよ」
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2013/11/19(火) 20:10:27.74 ID:KjSKYEJa0
伊織「く……届かない……もう少し……もう少しよ、水瀬伊織……」
響・真「あああああああああああああああああああ…………」
伊織「ぷはぁ、ダメね……ペンを失ったわ」
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2013/11/19(火) 20:13:00.86 ID:KjSKYEJa0
真「そんな! 見えない人にものを投げるなんて無理だ! ましてや、運動能力が普通以下の伊織に……」
伊織「うるさい! いくわよ響! えい!!」ビュン!
響「よーっし! 思いっきり投げられたメモ帳が自分の頭上を通り過ぎて行ったぞ!!」
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2013/11/19(火) 20:15:59.41 ID:KjSKYEJa0
響「き、希望が……潰えた……」
真「いや、頭の中で考えていけばいいんだ!!」
伊織「そうするしかないのね……もとはと言えば頭がパンクしそうなのは真だったんだけど」
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2013/11/19(火) 20:18:40.71 ID:KjSKYEJa0
伊織「 響
真 こたつ 私
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