過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」2(ネギま!×とある禁書)
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21:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/11/25(月) 15:26:48.30 ID:kJeL14I+0
>>20

(戦闘に特化した能力、って事なのか…)

一瞬、ぶるりと震えた千雨の足が止まった。
裕奈の戦闘力も決して低いものでは無いが、
あくまで「白き翼」の中でも成り行きで新規加入した急ごしらえ。

元々その為に、更にはその前から日々訓練を積んで来た面々と
ついこの間までは只のバスケット少女。
麻帆良のお祭り娘と言う時点で並ではない、
才能はあるらしいしあの夏の活躍も小さいとは言わないが、
当然その中では一つも二つも見劣りする。

「…行くぞっ!!…」

大きく叫び、千雨は先を急ぐ。
選択肢は他には無い。
今から自分達が引き返した所で、戦闘力ならその裕奈の足を引っ張る事しか出来ない。
楓もいる、何とかなるしそうするしかない、割り切るしかない。
今は、もうすぐ近くにあるサブ・コントロールを抑えて自分の出来る自分の役割を果たすしかない。
左折路が見えるが、行き先は真っ直ぐ。

「きゃああっ!」

その時、左折路の先から悲鳴が聞こえた。

「朝倉っ!」
「さよちゃんっ!」

千雨が叫び、朝倉和美の号令で「渡鴉の人見」相坂さよ専用機が左折路に飛んだ。

「くっ」

さよ専用機からの映像を受信するモニターを見て千雨が呻く。
画面の中では、一人の少女が大きな、鳥にしては大きな二羽の鳥に襲撃されていた。
千雨が進路を逸れて左折路に駆け込む。
当然、それを咎める者もいない、後に続く。

それでも、素人と言う訳ではない。
脇道を走っていた千雨は、びたっと曲がり角に張り付き様子をうかがった。
他の面々も追い付く。


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