過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」2(ネギま!×とある禁書)
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8:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/11/22(金) 14:12:17.70 ID:YYv/RIQy0
>>7

「あやー、見事にフリージングしてるなぁー、なおれーっ」

突っ立ったままののどかの体をこんこん叩いた木乃香が、
ばさっと白い扇を一扇ぎする。

「あ、このか」
「神鳴流奥義、斬岩剣っ!!」

半ばこじつけに近い治癒効果でのどかがこちらの世界に戻って来た頃、
刹那が闘っていたのは、竜だった。
それも、胴長タイプの竜の群れ。

にわかに立ち籠め始めた霧の向こうから、
天から下に向かう様ににゅーっと首を伸ばしている。
そんな竜達が吐き出す火球と青い塊が、身を交わす刹那の周囲で交互に爆発する。

「火炎と冷気、ミイラでも作るつもりか…
神鳴流奥義・斬鉄閃っ!!」

刹那の攻撃と共に唸り声が重なり合う。

「今の反応、この竜達よもや一つの体…お嬢様っ!?」

すいっと自分の前に移動した木乃香を見て刹那が絶叫した。
木乃香は竜に向けてバッと白扇を扇ぎ、竜はきょとんとする。
木乃香はそんな竜の首の一つにすたすた近づき、頬を撫でた。

「お仕事してたんやなー、ええ子やええ子。
林檎取ったりせぇへんさかい堪忍なぁ」
「…ごめんなさいです」
「ぐるる」

てくてく動いたのどかがペコリと頭を下げ、竜はにゅーっと首を引っ込める。

「ご無事ですかお嬢様っ!?」
「ん、あっちの世界で結構見て来たからなぁ」
「肝を冷やしました。先を急ぎましょう」


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