25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/11/20(水) 20:25:53.86 ID:QNqxVs210
…………。
木々が後方に飛ぶように過ぎ去る。
助手席に投げられたスマホのスピーカーから響の困惑と涙をこらえるような、助けを求める声が響く。
心の中で毒づく。だからあの番組の司会者は嫌いなんだ!
ってかうちのアイドルを何だと思ってやがる!
響『じぶ、自分どうすれば』
P「大丈夫、すぐ行くから。今はあいつに任せて響は裏に隠れててくれるか?」
響『うん……!』
引き抜きたいんだったら俺らに一言言いやがれ!
十把一絡げのアイドル集めなら勝手にやってろ!
アクセルをベタ踏みする。エンジンが悲鳴を上げ風景が糸を引くように過ぎ去る。
フロントガラスには小さな点が降り注いでいた。雨が降り出していた。
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