過去ログ - 苗木「キミの欲しいものって、何かな?」
1- 20
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:32:19.63 ID:uZGHtcm0o

けれど、セレスは勘の悪い眼前の男を、小馬鹿にしたように言ってのける。

セレス「あら…苗木君ともあろう御方が、おわかりでないのですか?」

以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:33:41.29 ID:uZGHtcm0o

セレス「はあ……か弱い乙女の口から、そのような事を語らせるなんて…苗木君は鬼畜ですわ」

苗木「き、鬼畜って…」

以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:35:16.01 ID:uZGHtcm0o

聞こえたのは、掠れるような小さな声。
見えたのは、目を瞑り、小さな身体を震わせる少女の姿。
それはセレスティア・ルーデンベルクが見せた、乙女の恥じらいであったと、この時の苗木は気づいていない。

以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:37:15.37 ID:uZGHtcm0o

今度は、苗木の耳にもしっかりと届く声だった。
絞り出すような、けれど、心の篭った、覇気のある声。

セレス「…わたくしは、好いておりますわ……苗木君、あなたの事を」
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:38:11.45 ID:uZGHtcm0o

恥じらう乙女の姿に、"超高校級の鈍感"な苗木にも、ようやくセレスの"想い"が理解できたらしい。

苗木「それって、もしかして……プロポーズ――」

以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:38:48.72 ID:uZGHtcm0o

それは、いざプロポーズという言葉を口に出された事への、彼女なりの照れ隠しだったのかもしれない。
取り乱した彼女は、すぐに我に帰るものの、そこにはいつもの毅然とした"超高校級のギャンブラー"の姿はなく、しどろもどろな少女がいた。

セレス「あっ……ご、ごめんなさい……あの…だから………その……えっと……」
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:41:08.24 ID:uZGHtcm0o

セレス「えっ!?」

それは、セレスにとっては予想外だったらしく、いまだかつて見せたことがないほど、彼女は驚いていた。

以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:43:23.77 ID:uZGHtcm0o

苗木「けれど、告白する勇気もないし、ボクなんかじゃきっとフられると思って……ずっと黙ってたんだ」

セレス「それは……わたくしも同じですわ」

以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:44:44.23 ID:uZGHtcm0o

苗木「もしかして、前に話してくれた"ランク"のこと?」

セレス「ええ。苗木君は、この学園で唯一のCランクの人間。わたくしのナイトとして頑張ればそれ以上も夢ではない、と……こんなことをお話したのは、後にも先にも苗木君だけですわ」

以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:48:19.39 ID:uZGHtcm0o

こうして苗木クンは、セレスさんの"超高校級のナイト"になったとさ。

めでたしめでたし。

以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/23(土) 22:55:01.32 ID:4AohTqYko
えっ?

えっ?


37Res/15.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice