84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/11/24(日) 21:47:16.95 ID:W/HWfb5o0
映司の身を包む紫のオーラが、少女の身を異形に変化させていく。
飛び立つ二人、いや、二つの異形の背を見送るだけではいられずに、
信吾の体を借りて再び翼を得たアンクも、空へ上っていった。
紫の怪物同士の熾烈を極める争いは、一見して決着のつきそうにないものだ。
アンク(あの馬鹿……最後の最後で使えない馬鹿になったか……!?)
空へ、空へ、高く上っていくアンクの耳に、映司と真木の声が届いた。
真木「何故、君が正気を保っていられるのです」
映司「見つけたから。私の……私自身のための欲望を!」
だから、と映司の声は続いた。
映司「だから、負けられない!まだやりたいことがあるから!」
――少女の持つ火種は、今この瞬間に、火を噴いた。
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