89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/11/24(日) 22:24:02.00 ID:W/HWfb5o0
映司「……もう、時間だよ」
アンク「おい、映司!」
映司「アンクは生きて。そしていつか……世界をめいっぱい味わって」
アンク「馬鹿か!俺が一瞬でも満たされたのは、比奈だとか、それにお前が!
お前がいたからだ!」
アンク「お前のいない世界を味わって、満足するはずあるか!」
映司「……そっか」
映司の目には少しの驚きが見えた。そして、そこにとめどなく溢れる喜び。
映司「アンクも、同じ気持ちだったって、思っていいの……?」
アンク「なにがだ!おい、映司!」
映司の唇が何かを告げようと動いたが、光の粒となってかき消され、
ついにアンクに届かないままで終わってしまった。
結局、最後の欲望が満たされることのないまま、火野映司は物語の幕を閉じたのだった。
105Res/59.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。