過去ログ - モバP「星のしずく」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/25(月) 23:55:40.27 ID:2LUuHdJ70
「プロデューサー、そんなに溜息を吐いては駄目ですよ。Счастье………幸せが、逃げてしまいます」

「誰のせいだと思っている………あと語尾忘れてるぞ」

「あう………………」

 しょぼんと落ち込むアナスタシア。ついでとばかりにその猫耳も垂れ下がる。大方池袋の発明か何かなのだろう。

「難しいですね、猫………にゃん」

「………………そんなに下顎を撫でてもらいたかったのか?」

「いえ、別に………………」

「………………なんだそれは」

 頷かれていたら、セクハラを承知で撫でてやろうと思ったのだが。

「………最近、プロデューサーと話してません」

「ユニットのプロデューサーと、か? 何か不満でもあるのか?」

「違います。………私の、プロデューサーとです」

「………………俺か?」

 こくりと頷く。ふむ。

「………………………嬉しいことを言ってくれるじゃないか」

「え………………」

「あ、いや………………」

 心の内でつぶやいたつもりだった。だが、外に漏れ出てしまったのなら仕方ない。

「………………正直、もう俺のことなど忘れているかと思ったよ。『にゃん・にゃん・にゃん』で、お前の知名度は随分と上がった。………もう、雲の上にでも行ってしまったのかと、そう思っていたんだがな」

 はは、と乾いた笑みがこぼれる。

「それでもまだ、俺のことをプロデューサーと呼んでくれるのか。………嬉しいよ、アナス」

「Глупый!!」

「ぶっ」



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