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2013/11/25(月) 23:47:47.46 ID:2LUuHdJ70
星を見に行くことになった日。
レッスンを終えたアナスタシアを拾って目的地へと向かった。
万が一事故を起こしても怪我が少ないようにと、いつも後部座席に座らせている。
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2013/11/25(月) 23:48:21.35 ID:2LUuHdJ70
助手席に乗ってきたアナスタシアに飴の袋を差し出した。
「Конфета………飴、ですか?」
「運転席と助手席は空調が直当たりするからな。喉のためにも舐めておいた方がいい」
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2013/11/25(月) 23:48:58.45 ID:2LUuHdJ70
「わぁ……………!」
目的地である山の頂上付近の広場に着くなり、アナスタシアは我先にと車を降り、目を輝かせた。
「プロデューサー、Звезда…………星です!」
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2013/11/25(月) 23:49:29.74 ID:2LUuHdJ70
「………プロデューサー?」
「ああ、悪い。………ほら、シートを持ってきてある。寝転んで夜空を眺めるといい」
「Действительно? ………アー、本当ですか? 用意がいいですね」
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2013/11/25(月) 23:49:56.01 ID:2LUuHdJ70
あの天体観測からしばらくして、ついにアナスタシアはデビューした。
日本ではあまり見受けられないそのビジュアルは人々を魅了し、謙虚ともいえる姿勢が反感を生むことなくアナスタシアというアイドルを世間に広めた。広めたはずなのだが………。
「プロデューサー、星を見に行きたいです」
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2013/11/25(月) 23:50:39.16 ID:2LUuHdJ70
目的地へ向かう車中では、以前のように居心地の悪い沈黙が生まれることがなくなった。
「今日、幼少組に無表情で怖いって責め立てられたんだが………」
「ダー………プロデューサー、滅多に表情が変わりませんもんね」
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2013/11/25(月) 23:51:06.45 ID:2LUuHdJ70
「………お?」
目的地へと続くとされる道には、草木が生い茂っていた。
「………しまったな。カーナビが古いんだった」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/11/25(月) 23:51:34.51 ID:2LUuHdJ70
「………重く、ないですか?」
「まったく。むしろ軽すぎて驚くくらいだ。ちゃんと飯は食べれているか?」
「ダー。寮のご飯美味しいです。お菓子がよく出るのが玉に瑕ですけど………」
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2013/11/25(月) 23:52:00.97 ID:2LUuHdJ70
目的地に着いたはいいが、
「しまったな………」
「今日はНеудача………失敗が多いですね。もしかして、お疲れですか?」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/11/25(月) 23:52:27.46 ID:2LUuHdJ70
「………重く、ないですか?」
「まったく。むしろ軽すぎて驚くくらいだ。ちゃんと飯は食べれているか?」
「ダー。寮のご飯美味しいです。お菓子がよく出るのが玉に瑕ですけど………」
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