734: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/13(金) 23:43:01.84 ID:77OLAS3xo
ほむら「……ッ!」
私の涙が落ちた瞬間、地面に魔法陣と思しき紋様が浮かび上がった
円と線で描かれた魔法陣。その中心部は、どうやらこの私とまどかの絵のようだ
735: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/13(金) 23:43:40.29 ID:77OLAS3xo
先ほどまで誰もいなかったはずの魔法陣の中心に、誰かが立っていた
現れた人物の姿を見た瞬間、私は大きく目を見開き、息をのむ
握っていた銃が手をすり抜け、カシャンと地面に落ちた
736: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/13(金) 23:44:08.81 ID:77OLAS3xo
ほむら「本当に…まどかなの……?」
まどか「……うん」
ほむら「あなたは…私が大好きな…まどか……?」
737: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/13(金) 23:44:38.17 ID:77OLAS3xo
ほむら「まどか…まどかぁ……!」
まどか「ほむら…ちゃん……」
ほむら「馬鹿…ばかぁっ……!私が…どんな思いでいたか……!」
738: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/13(金) 23:45:06.63 ID:77OLAS3xo
まどか「……わたしだって…寂しかった……!ほむらちゃんに逢いたかった!」
まどか「ほむらちゃんのためだって思って…がんばった……!でも……!」
まどか「このまま、ただ魔女と魔法少女を救うだけの存在になっちゃうような気がして…怖かった……!」
739: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/13(金) 23:45:40.15 ID:77OLAS3xo
――――――
ほむら「……まどか、落ち着いた?」
まどか「うん。ほむらちゃんも、もう大丈夫みたいだね」
740: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/13(金) 23:46:14.21 ID:77OLAS3xo
まどか「……本当はね、少しだけ諦めてたんだ。元の時間に帰れないんじゃないかって」
ほむら「え……?」
まどか「でもね…ほむらちゃんがわたしを呼ぶ声が聞こえたような気がしたの」
741: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/13(金) 23:46:49.26 ID:77OLAS3xo
ほむら「……そう言えばまどか。あなた、契約無しで魔女を召喚していたわね」
まどか「うん。結局何が理由かは今もわからないままだけど。……それがどうかしたの?」
ほむら「私たちは今、シャドウと戦ってるの。それで……」
742: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/13(金) 23:47:31.89 ID:77OLAS3xo
まどか「……わたしにはもう…魔女を召喚する力は残ってないよ」
ほむら「え?それってどういう……」
まどか「ほむらちゃんの時空間結界に魔女…魔法少女の敵として存在する魔女が生まれる前に救済する術式を組み込んできたの」
743: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/13(金) 23:48:31.80 ID:77OLAS3xo
まどか「ねぇ…ほむらちゃん。今のわたしを見て…どう、かな」
ほむら「……最初、あなたを一目見たときから気になってたんだけど」
ほむら「まどか…その髪……」
744: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/13(金) 23:49:11.85 ID:77OLAS3xo
ほむら「……全然変じゃない、素敵よ。でも……」
ほむら「……このリボンを結んでいるあなたの方が…もっと素敵」
私はずっと預かっていたまどかのリボンでその長髪を結ぶ
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