過去ログ - 八幡「そして冬休みになった……」 雪乃「……」
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498: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/16(月) 00:01:19.31 ID:txh3iiS8o


 駅前の駐輪場に着くと雪解け水で濡れた自転車を雑巾で丁寧にを拭う。
 今までこんなことをしてこなかったので気づかなかったが、2年半乗り倒したシティ
サイクルは痛ましいほど満身創痍になっていた。
以下略



499: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/16(月) 00:02:16.44 ID:txh3iiS8o


 水を綺麗に拭き取り終えると自転車は命を吹き返す。
 早速鍵を差し込んでみたもののすぐに引き抜く。
 どうしてかわからないが、雪ノ下の家まで歩いてみたくなった。


500: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/16(月) 00:02:50.84 ID:txh3iiS8o


 雪ノ下の住む高層マンションの前に来た。
 昨晩2人でつけた足跡を探してみるが、ぐちゃぐちゃになったシャーベットに跡形もなく
消されている。
以下略



501: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/16(月) 00:04:02.56 ID:txh3iiS8o


 雪ノ下の言葉通り5分ほどでオートロックが解錠されると、エレベーターに乗り込む。
 高速で登るエレベーターの窓からボーッと外を眺めるとみるみる間に視界が開け目の前に
海と空が広がってくる。
以下略



502: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/16(月) 00:06:02.27 ID:txh3iiS8o


 ふと、終業式の晩に見た異形の月のことを思い出す。
 満月を過ぎたばかりのあの日、右半分が徐々に闇に蝕まれ始めていたあの下弦の月の姿だ。
 欠けた部分を隠し、あたかも満月としての威容を誇ろうとして煌々と輝いていたあの月。
以下略



503: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/16(月) 00:07:09.15 ID:txh3iiS8o


   ×   ×   × 
 
 
以下略



504: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/16(月) 00:08:06.30 ID:txh3iiS8o


「昨日は傘サンキューな。ところで、お前今から出かけるとこだったのか。悪かったな。
じゃ、また明日な」

以下略



505: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/16(月) 00:10:31.67 ID:txh3iiS8o


「パ、パンさんを……い、一緒に……取って欲しいのだけれど……」

 そういえば昨晩こいつに2日遅れの誕生日プレゼントだってパンさん人形を渡した時、
以下略



506: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/16(月) 00:12:38.53 ID:txh3iiS8o

 まあ、そんな風に驚かれても仕方がない。
 由比ヶ浜の誕生日プレゼントをふたりで買いに行った時もパンさんをゲットした。

 しかし、俺が取ったわけではなく店員に頼んで取って貰った。
以下略



507: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/16(月) 00:13:24.65 ID:txh3iiS8o


「あら、こんな美少女があなたのことを不憫に思ってデートしてあげると言っているの
だから当然ではないのかしら」

以下略



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