過去ログ - 【とある】インデックス「とうまが鎮守府に着任したんだよ!」【艦これ】
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1: ◆3FE3k//nSQ[saga]
2013/11/29(金) 12:05:26.21 ID:XcyPNJi7o





上条「ここが俺の着任する鎮守府か……。随分とデカいけど、やっぱりボロいんだな。潮風のせいもあるのか?」


 港から見上げる巨大な建物の威容に、目を細めて呟く。

 俺、上条当麻は海軍学校を卒業したばかりの新米少佐だ。

 持ち前の『不幸』でトラブル続きだったけど、学校では姫神や軍覇といった友人にも恵まれて、厳しくしごかれながらもそこそこ楽しい生活を送ってきた。
 それゆえに成績はドン底。
 サボりの懲罰にも慣れっこで、海軍のことや提督の仕事なんか素人に毛が生えた程度にしか知識がない。向こう見ずの崖っぷちだ。

 そんな俺がどうして卒業早々提督などという大役を背負うことになったのか──それには当然理由がある。

 深海棲艦。

 突如としてこの国の海域に登場した敵戦力によって、俺の国は苦境に立たされている。

 お得意のオーバーテクノロジーによって産み出された我が国の新兵器は、その深海棲艦を退けるのにかなり有効なのだが、いかんせん現代は少子化社会。

 肝心の『彼女ら』を指揮する人員が、まるで足りていないのだ。

 上層部の連中からしてみたら、まさに猫の手も借りたい、という状況なんだろう。
 自分で言うのも情けないけど、俺みたいな不良少年がこうしてエスカレータ式に提督まで成り上がったのには、そんな背景があるわけだ。


上条「まぁこのご時世、ケンカ以外取り柄の無い俺みたいなのが食いっぱぐれなかっただけ有り難い話だよな」


 役不足(誤用にあらず)とはいえ、与えられた仕事は仕事。

 着慣れない軍服の襟を正して、俺はさっそく鎮守府の中へと足を踏み入れた。

 ゴゥン……と開く扉の音と共に、乗組員たちが向けてきた視線を一身に感じる。
 建物の中を忙しそうに駆け回っていた作業担当らしき二頭身の妖精さん(通称。これもオーバーテクノロジーの成果なのである)たちにちょっとこわばった笑顔を向け、俺は右手をピッと額に当てた。





上条「上条当麻、ただいま当鎮守府に着任しました!」









・艦これ×禁書のSSっつーかネタ掃き溜め(艦これキャラは居ません)
・別スレ停滞させてる>>1の息抜き即興
・不定期更新
>>1は知識ゼロの新米提督
・雑談、ネタ提供、キャラごとの艦種の提案、野次、ツッコミなどなど積極的によろしくお願いします




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