984:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/17(木) 13:10:38.76 ID:W6RpX5zN0
「…凛サン。目が、泳いでるんですけど。」
「うそ!?」
「ほーんと。」
涼太がため息をつくと、わたしのおでこに自分のおでこをくっつける。
「っ!!りょっりょっりょっりょっりょうた!?」
「うっわ。すっげー熱!!」
驚いた顔しておでこを離す。
涼太のばかー!!そんなことされたら熱、あがるって!!
わたしはいてもたってもいられずに抱きしめていたぬいぐるみで顔を隠した。
「ばか!!なんで熱あるならそう言わなかったんだよ!!」
「だって大丈夫だと思ったから…。」
「全然大丈夫じゃねーだろ!」
そう言って涼太がわたしの持っていたぬいぐるみを奪い取った。
「やっぱり!!顔真っ赤!」
それは、熱のせいじゃなくって、涼太のせい!!
わたしは心の中で叫ぶ。
「なんで、無理して来たりしたんだよ?」
「なんでって…。」”会いたかったから””涼太に会いたかったから”理由なんてそれだけ。「俺は、凛に無理してほしくないの。」なにも知らない涼太は、怒った顔。泣きたくなる。熱のせい。涼太のせい。
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