14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/01(日) 19:41:20.49 ID:j4MC2eqco
「何かしら」
続く言葉を、いつかのように言いかけて、そこで切る。
ちゃんと、それを、言い切らなきゃ。
簡単なことじゃない。
でも、私には、それを言う資格なんて、ないから。
「鹿目さん」
音を立てて続け様に潰れた赤い何かが、私の顔を染めていく。
こればかりは咎めようもないだろう。
そんな目線の先にいるまどかは、かわいらしいお弁当箱を抱えて、戸惑いながらも声を絞り出した。
「あ、あの、えっとね?よかったら、お昼ご飯、一緒にできたらな……って」
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