199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/04(水) 05:27:56.35 ID:AKdwvEE2o
「……それにしても、本当に、どうすればいいのかしら」
くるくると回るリボンを手の中で遊ばせながら、そんなことを呟く。
頭を悩ませる無理難題は、当然のように、あの時に宣言したこと。
無限に時間があると言っても、それは私たち、魔法少女だけ。
いつまでも無為に過ごしていれば、彼女たちが戻って来る世界が、なくなってしまうかもしれない。
そして、あんなことを言った癖に、策なんて何も思い付いていない。
でも、それを考えるのは、私一人ではなかった。
巴マミも佐倉杏子も、それを願って、一緒に考えようと申し出てくれたから。
今日もこれから、巴マミの家で作戦会議。
時計の針がそろそろ待ち合わせ時刻を指しそうなことに気付いて、私は重い腰を上げようとした。
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