52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/02(月) 22:30:50.35 ID:GsNnYoHao
言うべきことを見つけられないのだろう。
唇を色々な形に変えては戻し手を繰り返す彼女に、構わず追い打ちのように言葉を浴びせ掛けた。
「勘違いしないで欲しいのだけれど、その呪いはあなたのモノよ?」
「そして、私だって、あなたに死んで欲しいなんて思ってないわ」
「そんなこと、あの子が悲しんじゃうものね」
「だから、そんなに睨まないで」
言い終えるや否や、私の頭は真っ赤に染まった。
遠くで使い魔たちが二の矢三の矢を放っているのが見える。
それらが音を立てながら、潰れて、私に歪なペイントを施していく。
そういえば、これ、美樹さやかにだけは見えるのかな。
まあ、なんでもいいや。
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