58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/02(月) 22:36:24.35 ID:GsNnYoHao
私は、何をやっているんだろう。
麻痺した頭は、まだ正常な思考を与えない。
そんな賑やかな静寂は、しばらく視線を離していたあの子が破った。
「ぁ、痛っ」
「ま、っ、鹿目さん、どうしたの!?」
「えへへ、ちょっと、切っちゃって……」
細く悲鳴のように聞こえたその声は、一瞬で私の目を覚まさせた。
駆け寄ってみれば、小指から赤い液体が垂れている。
さほど深い傷ではない。
そう頭で分かっていても、私の行動は理屈に全く反していた。
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