71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/05(木) 22:57:03.01 ID:Kxr21v9P0
一般人「きゃああっ!」
熱を帯びた衝撃を全身に受け、一般人は共産党本部の外壁に身体をめり込ませた。
一般人「そんな・・・やっぱり、これを使うしかないのね」
辛うじて骨折を免れた背骨をさすると、一般人はよろりと立ち上がり、ポケットから黒い球を取り出した。
剣士「あれは、秋が最初に見せたピッカピカのどろだんご・・・何で?」
一般人「これは対ゴジラ兵器『Mk-6液化カドミウム弾』!」
剣士「なっ!?カドミウムといえば、ゴジラの弱点の一つじゃねぇか!気をつけろ!」
秋せつら「あれって対ゴジラ兵器だったのか。上等だ、かかって来い!」
一般人は秋せつらの挑発を聞くと、目を細めて目の前に立つ異形の怪物の姿を見る。
一般人「ここで終わらせるんだから・・・大阪での恨み、絶対に晴らしてやる!」
ピッカピカのどろだんごを握りしめた一般人は、悲鳴を上げる肉体に鞭打ち、走り出した。狙うはゴジラの口。そこに投げ込めば、確実に奴を活動停止に追い込める。
一般人「でやああああああっっ!!!」
一般人はピッカピカのどろだんごを力いっぱいに投げた。しかし、それは口に入る前に空中で停止した。
一般人「浮いてる・・・何で!?」
秋せつら「俺は秋せつらの名を持つ者だ。妖糸でこれを止めることなど造作もない。それに・・・」
一般人「きゃっ!」
秋せつらが声を上げて笑うと、一般人も空中に吊りあげられた。
秋せつら「戦う前に妖糸を仕込んでおいた。このままお前の首を切断することもできるが」
一般人「そんな・・・ごめんね、お父さん」
それだけ呟くと、一般人は目を閉じた。死を覚悟した涼しげなオーラが一般人を包んでいる。
秋せつら「・・・」
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