過去ログ - P「貴音は笑った。完璧なまでに」
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28:濃茶[saga]
2013/12/06(金) 17:47:12.42 ID:k7lZRgcj0
P「消滅……!? 死ぬのか?」

貴音「そう言っても過言ではないでしょう」

P「それは、いくらなんでも……そんなのって……」

貴音「助かる方法は、二つあります」

P「……」

貴音「一つ目は、彼女の欲求が満たされること。しかしそれは、彼女が私を受け入れてくれない限りは不可能なことです。彼女の欲求は、『自分が四条貴音として認識されること』ですから」

貴音「そしてもう一つ……」



貴音「私が消えること」



P「な、何言ってんだ! 消えるって、馬鹿なこと言うな!」

貴音「私が消えても彼女が居ます。二人はいつも殆ど同じものを見ているのです、記憶だって、お互いがそれぞれ眠っている時間以外は共通しています」

貴音「私の体験したことは彼女の体験したことであり、逆もまた然り。私が消えても、彼女は今まで通り変わらず『私』を演じるでしょう」

P「……無駄だ」

貴音「?」

P「そんなこと、貴音が消える分だけ無駄じゃないか」

P「結局、お前が消えてももう一人の貴音はお前を演じ続けなきゃいけない! それじゃあ結局、世間が『四条貴音』だと思っているものはお前のままじゃないか」

貴音「ですが、少なくとも彼女が消えることはありません」

P「それでお前が消えてどうするんだよ……!」

貴音「!」ビクッ

貴音「で、ですが……結局私は後から生まれた『贋作』『作り物』です。消えるとしたら、まず、私……」

P「なんでどっちかが消えないといけないんだよ……二人共残る方法は、ないのか……」

貴音「……」

ガチャッ

貴音「!?」

P「!?」


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