過去ログ - 「大好きですよ、先輩」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/13(金) 23:28:47.91 ID:F/m/fKfzo
せっかく彼女の家へ来たと言うのに。
僕と彼女は普段の帰路と変わらぬままで。
まったく進んでないように感じる時間を、紅く染まっていく空が否定していく。

「……もう、こんな時間」
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/13(金) 23:29:18.09 ID:F/m/fKfzo
つづく


33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/14(土) 00:02:23.32 ID:kGUmVu5qo
おつ


34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/14(土) 01:15:16.98 ID:rDh56IeP0
屋上の話の人かな?




35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/14(土) 11:17:39.12 ID:jTDzIVKzo
ちょっとバイオレンスな男の子の話なら多分です

違ったらちがうひとかな


36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/14(土) 18:38:12.44 ID:noXp+5Yqo
こんなはずではなかった、と。
天井へと意味も無く視線を向かわせながら、僕は思案に浸る。
今でも気持ちを疑っている、はずなのに。
疑っているはずの気持ちが気になって、気になって。
いや、そうじゃないことは自分でもよく分かってた。
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/14(土) 18:41:37.67 ID:noXp+5Yqo
彼女の部屋で、また二人。
今日も両親はいないのだと言う彼女。
どこまで嘘だか本当だか分からないが、少なくともここに今いるのは二人だけ。
無駄に長い髪の先をくるくると回す彼女の顔の向きは正面だが、視線は一体どこにあるのか。
瞳を僕に、向けて欲しくて。
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/14(土) 18:47:55.14 ID:noXp+5Yqo
「……」

僕の質問に、それまで動いていた彼女の動きが止まり、まるで世界のすべてが止まってしまったかのように。
時計の針だけがただ世界の進行を告げていた。
僕はただ祈る。
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/14(土) 19:11:47.56 ID:noXp+5Yqo
じんわりと湿ってくる手の平の感触で、僕は全てを察した。
これで全て、終わってしまったのだと。
彼女の瞳に映る僕は、きっと憧れの対象から軽蔑……いや、恐怖ですらあるかもしれない。
今すぐこの場から逃げ出してしまいたいのに、体は自分の行動が信じられないと言わんばかりに硬直し。
彼女のその後をじっと見ている。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/14(土) 19:14:51.53 ID:noXp+5Yqo
僕は今日も、部活を休んだ。
罪悪感なんて無い、と言っていたのは大嘘だ。
本気で心配そうに僕の元へ来た先輩を思うと尚更。
だから僕は、潰れそうなその気持ちのままで。

以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/14(土) 19:15:30.31 ID:noXp+5Yqo
サクッと書いて終わり




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