17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/07(土) 00:31:46.26 ID:gLkbd9Kt0
「はーやーせー……」
能力だとか、契約だとかのことを考えていると、後ろから世にも恐ろしい声が聞こえ私は飛び上がった。
「さ、くら……」
「よくもあたしをおいて行ったなあ!」
「ご、ごめん、さくら!」
手を合わせて謝ると、さくらは珍しくすねることもなく腕組みするとため息をついた。
「さくら?」
「今の人」
「え?」
「だから、今の人。誰か知ってるの?」
「今の人、って緋月先輩のこと?」
私はもうほとんど見えない緋月先輩の背中を指してたずねた。
さくらは重々しい調子でうなずいた。
「そ。緋月紫音。はやせ、本当に何も知らないわけ?」
「何もって、何?」
学年一(本人は学校一と言っているが)情報通な、新聞部の一年にして期待の星(これも本人談)であるさくらは口許で人差し指をたてると言った。
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