42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/07(土) 00:49:19.18 ID:gLkbd9Kt0
「緋月先輩、どうして私と契約なんか……」
先輩はきょとんとした表情をすると、「ああ」と声をもらした。
そして人差し指を口許で立て、「秘密」
その仕草がとても様になっていて、なるほどな、となっとくしてしまった。これじゃあ確かにおかしなチカラを持っていたとしても人気なわけだ。
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/07(土) 00:51:11.62 ID:gLkbd9Kt0
もう少し続きがあるが(完結はしていない)書き写したのはここまで
色々ひどいが楽しく書いていたのは覚えているので、
どうせこのまま日の目を見ないならってことでスレ立てさせてもらった
少しでも楽しんでもらえたら幸い
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/07(土) 07:47:19.35 ID:wvs4A5Rj0
普通に面白い
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/07(土) 07:49:16.45 ID:33umyCUiO
いいぞもっとやれ
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/07(土) 12:14:11.55 ID:OgwWFaEW0
調子のって残ってる部分も短いけど全部晒す
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/07(土) 12:15:17.44 ID:OgwWFaEW0
「さて、と。そろそろ帰らなくちゃ」
ふいに緋月先輩は明るく言った。私の方を見ると、華かな<送り仮名ミス>笑顔を浮かべる。
「きっとお母様も待っていらっしゃるわ」
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/07(土) 12:15:52.26 ID:OgwWFaEW0
「お母さん?」
「はあい?」
「何でまってたの」
お母さんの横で歩きながらたずねる。お母さんはカギを取り出しながら答えた。
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/07(土) 12:16:45.81 ID:OgwWFaEW0
◇
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/07(土) 12:19:49.85 ID:OgwWFaEW0
・第3章
静に過ぎてゆく時間。聞こえるのは問題用紙のページをめくる音と、文字を書きつらねる音。そして教師のいびき。
高校に入学して早三ヶ月。みんな高校生活になれることに必死だったわけで、勉強なんてしてるはずない。なのになぜ突然テストなんて……。
そういえばここに入学する前、ぬきうちテストがあることで有名とか聞いたことがある。しかしまさか一年生からあるだなんて思わなかった。
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/07(土) 12:20:43.36 ID:OgwWFaEW0
なんのきっかけもなしにこれは夢だと気付いた。だから早く目覚めようと思った。
だって今はテスト中なのだから。いくらわからないとはいえ、何も書かずに答案を出すのはまずい。
なのに目は覚めなかった。ふしぎと怖くはなかった。さびしくはなかった。ずっと前にも私はこの場所に居た気がする。何もないこの場所をなつかしいとさえ思った。
何も感じない、痛みも、苦しみも。ただあるのは“無”と“黒”だけ。
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/07(土) 12:21:49.04 ID:OgwWFaEW0
私が、いるべき世界。そんなのどこにだってありゃしない。
だって私は
『どうしてそう思うの?』
『どうしてって……バケモノはバケモノだから……』
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