過去ログ - きっと彼の青春ラブコメは間違っている
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43: ◆0NaiNtVZPPaZ[saga]
2013/12/08(日) 15:10:02.07 ID:joHhWwzT0
八幡「……なあ雪ノ下、今日もどうせ依頼人は来ないだろうし、もうお開きにしないか」

雪乃「なにを言っているかしら比企谷君。例え誰も来なかったとしてもそれが帰っていい理由にはなるわけではないのだけれど。誰がいつ来ても万全の態勢で受け入れられるようにしなければならないのよ」

八幡「いやでもほら……ああそうだ、今日俺友達んちに行く予定なんだわ」

雪乃「あなたのような不審者を家に入れる人間がいるわけないでしょう。嘘を吐くならせめてもう少し現実味のあるものにしなさい」

八幡「おい。俺を不法侵入者みたいに言うのはやめろ。小学校の時、誕生日パーティーで俺を家に入れた藤宮が、俺のことを終始不審者みたいに見てたこと思い出すだろうが」

結衣「うわあ……」

今までケータイを弄っていた由比ヶ浜がこれでもかというほどに同情的な視線を向けてくる。その目やめろ。

しかし、なんであんな目で見られていたんだろうか……クラスメイトの、しかも女子の家に上がったのはあれが初めてだったが、そんなに気持ち悪い反応してたか?……いや深く思い出すのはやめておこう。

八幡「同情的な視線を向けるな。もしかしたら藤宮が俺のことを無駄に意識しすぎてただけかもしれんだろうが」

雪乃「そうね、確かに家の中にここまで目が腐った男がいたら意識してしまうわね。藤宮さんとやらもさぞ大変だったことでしょう」

結衣「可哀想……」

さっきの視線より当社比八割増しの同情が向けられる。しかも今度はおそらく藤宮に向けて。

ま、まあ確かに、俺は同情されるほど別に辛くなんてなかったからな。あの時目からこぼれたのはただの汗だからな。


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