84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/30(月) 02:42:38.24 ID:m68FEF1P0
昔の父は思い出した。向日葵畑の事も。
でも、俺はもうどうやっても母の事は思い出せないようだ。
もう完全に忘れてしまっているみたいだ。
俺は悲しくて、泣いてしまった。
子供らしく、ワンワンと泣いてしまった。
母は優しく俺を撫でて言うのだった。
大丈夫
「大丈夫じゃないんだ。もうどうやっても思い出せない。僕の中でお母さんは消えてしまった」
大丈夫よ
私はあなたの中にいるのよ
「どこにいるの?」
母さんは微笑む。
母さんの言葉を聞いて、俺はまた馬鹿みたいに泣いた。
ありがとう、ありがとうと母さんに言った。
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