122: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2013/12/23(月) 22:27:46.58 ID:1FdDLW+Co
「だからっ!それをっ!止めろとっ!言っておろうがっ!!」
「痛いっ!痛いっ!ごめんなさい!ごめんなさい!」
「こっちに来い。いつもの様に自分から股を開くまで折檻してやる……」
「いやあっ!お願いです。止めてくださいっ!」
拒否の言葉を吐きつつも頭髪を引っ張られ、引きずられる。その痛みにどこまでも身体は素直で、言葉とは裏腹に、足は父を追いかけていた。
「お前等は私の部屋の前で待機だ。怪しい者は即座に殺して構わん。呼ぶまで来るな」
いつの間にか後ろに控えていた父の部下達。その存在が、自分はここから逃げることはできないということを如実に物語っていた。そして今更ながらに思い出した。『自分の世界はこんなものだった』ということに。
「いやだっ!おじさんっ助けてぇ!!」
「……糞ガキめ」
177Res/149.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。