11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/09(月) 03:49:20.31 ID:zjCwHvrS0
そんな生活を2年過ごしてたら、ある日急に親が私の部屋へと入ってきた。
「杏ちゃん、アイドルになるわよ」
久々に顔を合わせて言った第一声がこれで、あぁついに頭が…とか思っちゃったよ。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/12/09(月) 03:49:25.19 ID:AXfnKr3Y0
syrup16gか……(悪い予感)
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2013/12/09(月) 03:49:55.27 ID:zjCwHvrS0
杏『何いきなり訳の分からないこと言ってるの?』
「それがね、東京に住んでる妹がね杏ちゃんの昔の写真をアイドルを募集していた事務所に送ってみたらしいのよ」
なんということをしてくれたんだ、あの殆ど会ったことのない叔母さんは。
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2013/12/09(月) 03:50:41.60 ID:zjCwHvrS0
まぁ行く前に社会復帰(リハビリ)の為に1か月かかったんだけどねー。
いやー喋れるようになるのと歩くのがあんなに辛いとは思わなかったよ。
それで荷物のように抱えられて東京の芸能事務所まで行ったんだっけ。
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2013/12/09(月) 03:51:24.37 ID:zjCwHvrS0
親以外に久々に話しかけられたなーとか思って、つい返答しちゃったよ。
杏「どうでもいいからね、それよりも私は帰って寝たいよ」
そういうとプロデューサーは驚いたような顔をしてたね。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/09(月) 03:51:54.90 ID:zjCwHvrS0
プロデューサーがふーむ、と言って腕組んで考え事してる。
「でもさ、ずっと寝て過ごすって今はいいけど段々できなくなってくると思うよ?」
そんなことは知っている、だけど今更どうしろというんだ。
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/09(月) 03:52:25.56 ID:zjCwHvrS0
「じゃあさ、ちょっとアイドルなってみない?」
…何を言っているんだ、こいつは。
本気でそう思ったね。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/09(月) 03:52:56.56 ID:zjCwHvrS0
「いやーアイドルっていいもんだよーたとえばうちのアイドルで〜」
なんかすごい勢いで私にアイドルがどれだけ素晴らしいかの話をしてくる。
杏「いや、ないからね、私が働くなんてありえないからね、興味ないし、どーでもいいよ」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/09(月) 03:53:43.99 ID:zjCwHvrS0
そんなこと言ってもプロデューサーの話は止まらない。
今だったらはいはい営業トーク営業トークって言って受け流せるけど。
この時の私は自分にこんなに熱心に話しかけてくれる人が初めてで戸惑っていた。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/09(月) 03:54:27.03 ID:zjCwHvrS0
あとはもう流れる様に私はアイドルになっていった。
東京で寮に入って一人暮らしをはじめて。
あれだね、監視付き一人暮らしはニート更生プログラムに持ってこいだね。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/09(月) 03:54:58.11 ID:zjCwHvrS0
杏「んぁ…」
目が覚める、目の前には見慣れない天井。
「お、目が覚めたか」
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